指導を始めた当初は
「音源に合わせてのレッスンなんて!」
と、アンチ音源レッスンだった私。
今は、音源無しのレッスンは考えられない状況になってきています。
人間、十ウン年で変わるものなのですね…!!(笑)
さて、MT-90U導入にすっかり気をよくした私は、調子にのって以前から気になっていたインヴェンションMIDIをダウンロードしてみましたよ。
総論としては
・オケ伴奏で、ハーモニー感が増すような。
・左右別々の練習に効果発揮。
オケ伴奏がついているMIDIなわけですが、インヴェンションは当然ポリフォニー音楽なわけで。
で、以前、バッハとはほとんど関係のないだろう指導セミナーで
「インヴェンションなんかも、和声感を感じるために、テーマに和音をつけて弾いてみるといいですよ」
というのを聞いたことがありました。
ほほーなるほどー。とおもいつつ、あまり実践せぬまま2年程経過してしまったのですが、オケ伴奏を聴くと、
なるほど!和声感を感じますね。
分かってるのと分かってないのでは、明らかに演奏にも影響があるでしょう。
アナリーゼと共に、和声感を感じるために、オケ伴奏と一緒に演奏するのも楽しいです。
さて、次の点ですが、
上声部を弾きながら下声部を歌う(逆もあり)という練習方法。
ポリフォニー練習ではデフォだと思うのですが、経験上、たいてい「音痴~♪」になります(笑)
2種類なら時間的に練習に余裕があるのでいいのですが、シンフォニアの3声、平均律の4声、5声になってくると、1回ずつ通すのがやっと、になってくることもあります。
そうすると音痴のまま、練習することになります…。
私がレッスンを受けていた時は、基本練習として「やっておくこと」が義務付けられていたので、
レッスンで、時々「上声部と中声部で」と指示を受けます。
で、まぁ、そこそこはやっているので、披露します。
たいてい、どえらい「音痴」です(笑)
この「音痴」が嫌で、時間がある時は、カセットに各声部を録音して合わせて練習したりしてました。
そうすると、音痴は音痴なんですが、何となく旋律の流れも分かるので、音痴レベルが軽減します。
で、何が言いたいかというと、MIDIがあると、この練習がすぐさま出来るという事です。
MT-90Uで、伴奏演奏部分を鳴らさないことができるので、オフにします。
上の声部だけ鳴らして、下の声部を弾きながら、上の声部を歌うと
あら不思議!少し上手に歌えます(笑)
これ、不思議なことに、何度か練習すると、MIDIの助けなしでもある程度上手に歌いながら弾けたりするのですよ~♪
ということは、両方の旋律がしっかりと理解できているということなので、演奏レベルもアップします。
これが自分の子供時代にあれば・・・!と思いつつ、今後レッスンで大活躍させようと思います。