止まります…いえいえ、困ります、です




何度アドバイスしても直らない時…

教本であれば、ゆったりと出来るまで、本人が自宅で練習する時に気を付けなきゃな、と記憶に残るように
などなどなど、こちらも落ち着いて対応できるのですが

コンクール前だとそうもいきません。
締切がある。
その日にできなければ、本人が希望する評価は得られない。

毎週言っても直らない!間に合わないよ!と言っても、本人はぽよ~~~としていることもあります。
焦るのは、私と保護者だけ(涙)

そんな時に使えるかも!というグッズ(?!)

どこかで見たことがありますよね。
パクってきたわけじゃありませんよ。

ダイソーに売っていたのです(笑)

押すと光って、「こまります」と言ってくれます。

ボタン下には「お困りの方はこのボタンを押してください」と書かれています。

ほんと、困ってますよ。

保護者と私が…(涙)

しかし、イライラしたからといって、できるわけでもないし
レッスンをギスギスした空気で行いたいわけでもない。
そんな時は、このボタンを押して意思表示を…

本人が押したがって、逆に間違って弾くなんてこともありますが、
その場合は、もっと下手に弾いて!と言います。
下手なのか、上手いのか、概念というのが小さなお子さんには無いのですよね。
良いのか、悪いのか、ハッキリ本人が分けて弾けるのがポイント。なんとなくではなく。

あと、間違った音を弾いた時は、「違うでしょ!」というのではなく、
「作曲してるよ」と言うとよいと。
これは10年前くらい?指導者セミナーで聞き、これは使えると思い、今では口癖のようになっています。

「間違っている」と言われると、気にする性格の生徒さんは萎縮してしまうこともありますが
「作曲している」と言われると、萎縮するのを防ぐこともできます。
「あなたの作曲した曲も悪くないけど、ベートーヴェンさんの曲だからさぁ…」とマイルド気味に伝えるのです。
「あんまり間違え続けていると、枕元にベートーヴェンさん出てくるかもよ…」
オカルト話に花が咲きます。(あれ?ピアノのレッスンだよね?!)

ただ、ハッキリ「間違っている」と伝えないと分からない生徒さんには、そう伝えるしかないですね。
こればかりは、性格に合わせて使い分けるのが大切かな、と思っています。

ちなみに、『「困ります」ボタンをダイソーで見たよ!100円じゃないじゃん!』と小4の生徒さんが教えてくれました。
「そうなのよ、これ高級品なのよ」と笑い話。
100円じゃないから、買ってもらえなかったそうです。