寝不足の日々だったショパンコンクール予備予選

ショパンコンクール予備予選




久々の更新となりました。
夏休みもあとわずかですね。私は宿題を残すタイプ(笑)だったのですが、生徒さんは夏休み始まった途端に「プリント類はもう終わりました!」という方が多くてビックリ!

さて、7月中旬~後半は生徒さんが出られるコンクールの他に、ショパンコンクール予備予選があり、連日寝不足の日々でした。まさにポーランド時間で生きていました。
とはいえ、生徒さんや保護者の方からも、あの人の演奏がすごかった!などレッスンでお話頂いて、楽しく過ごしましたね。
演奏するだけで満足する人もいますが、やはり聴いた数には敵わないというか…聴いて、感想を持てると自分の演奏に生きてくると感じています。憧れを持って聴くのもよいですし、この部分、すごく素敵だな、自分も少しでもこういう演奏に近づきたいな、という思いこそが、音楽の感性を磨いてくれると言いますか…やはり、感想を持つ人というのは演奏が光るように感じています。

小学校高学年~高校生になると、生徒さんによってはショパンコンクールの予備予選で演奏されるようなマズルカやバラード、ノクターンやエチュードに既に取り組んでいることもあります。自分が演奏したことがある曲だからこそ分かる難しさや、凄さがあります。
改めて、国際レベルというのはすごいものだと、Youtubeという動画ごしでも肌で感じた方もいるでしょう。

保護者の中には、興味があるけどどれを聴いていいのか分からないという問い合わせも数件いただき、皆さんの音楽に対する意識の高さを感じました。生徒さん専用ページに、おすすめの動画をピックアップしてコメントを付けてますので、まだ見ていない方はどうぞ。
ショパンコンクールというレベルの高いコンクールは、子供には関係ないと片づけてしまえばそこで終わってしまいます。
極端な話、ドレスが素敵!という話のレベルでもいいではないですか(笑)
まず、こういった場が世界にあるということ、そして日本人も多く参加しているということを知るだけでも、狭い世界から一気に広がる感じがしますね。特に、以前は東京や横浜などに全国大会、アジア大会と出向くことができました。パスポートを持って、日本に来日してピアノのコンクールに参加している同年代の人を見ることで、刺激を受けたお子さんもいました。しかし、このご時世で今はそれができません。鹿児島、指宿の中で移動を制限されている中、今回の予備予選は少しでも外の世界に、安全なまま意識を向けられる貴重な体験だったと思います。

私自身は、ショパンコンクールアジアの、アジア大会で数年前に会場で演奏を聴いた高校生2名が予備予選に参加していたことが嬉しくて、応援していました。
あれから密度の濃い時間を過ごしてきたのでしょう。同じ24時間、365日でも、どう過ごしてきたのかを考えるだけで感動してしまいました。
もちろんピティナで上位入賞果たしていた方も多く参加されていましたね。

ようやく夏休み期間中のコンクールがすべて終わりました。
途中、更新しようかとも思ったのですが、集中力が切れてしまいそうで、終わるまでとにかく走り続けなければ!と今になりましたが、今日から数日に分けて、夏休み中の皆さんの頑張りについてアップしていきます。

まずは、ショパンコンクールの予備予選のお話でした!