弾きあい会




早いものでゴールデンウィーク突入!
温かい日も増えて、気分も明るくなる気がします。

そんなゴールデンウィークを前に、市民会館で簡単な弾きあい会を開催しました。
以前は教室で行っていましたが、参加人数と感染症対策を考え、もう少し広い場所で、ということでお借りしました。
コンクールの課題曲を練習中の方は1ヶ月ちょっとでの演奏。
3月の中旬くらいから、ポツポツとお渡ししていたコンペの課題曲は4曲になるので、締切を作って何とか演奏した感じでした。
もちろん課題曲以外にもレッスンでお勉強している曲など、そんなに仕上がっていない状態でも、人前である程度のレベルで弾けるといいね、ということで
パスティンのパーティシリーズで参加された生徒さんも♪
クーラウのソナチネはコンクール用ではないにせよ、全楽章頑張って演奏された生徒さんもいらして、とてもよい勉強になりました。
ソナチネ、ソナタはコンクールだと単楽章だけになってしまいます。本当は、課題曲以外の楽章もお勉強して欲しいのですが、そこまで手が回らない生徒さんがいらっしゃるのも実情。
そんな中で、レッスンできちんと全楽章練習して、ちょうど弾きあい会のタイミングで演奏してくださった生徒さんがいらしたのは、とても嬉しく聴きました。

コロナ禍で、なかなか弾きあい会や、前後の生徒さんとの弾き合わせもしづらい状況で、人前で演奏することに慣れないまま進んでしまった生徒さんも数名いらっしゃいます。
この3年間の入会では特にその傾向が大きく、教本は進めているけれども、一度も人前に出ないまま終わってしまいそう…とも感じます。
以前は、ピアノを始めてなるべく早いうち、そして負担にならないよう曲が簡単なうちに一度人前で演奏する機会を、とお勧めしていました。

一度人前で弾いてみて、それが好き、楽しいと思うかどうかは本人次第で、引っ込み思案な感じでも、舞台は好きという意外な生徒さんもいます。
見ているだけでなく、当事者となって出てみないと本人も保護者も判断が付きづらく、私も予想外!ということもあります。
舞台は合わない、一人で弾いていたい、というのであれば、そのようにピアノに向き合えばよいだけ。
ですが、舞台が好きなタイプだったのに、それに気付かずにレッスン室だけで終わってしまうのは、能力を開花させるタイミングを失ってしまうようにも感じるのです。

今回は、弾きあい会は1時間を2回に分けて、2部構成。それぞれにスプーンゲームを行いました。
コロナ禍前から、弾きあい会と言えばスプーンゲーム!演奏の出来はどうであれ、みんなで楽しく音楽ゲームをすることで失敗しても気が晴れるといいますか(笑)
スプーンゲームのために、弾きあい会に出るという生徒さんもいらっしゃいました。
ピアノは個人種目になりがちなので、一緒にピアノをお勉強しているお友達と顔を合わせて、演奏を聴き合ったり、ゲームをしたり。
楽しいイベントも、少しずつ復活できるといいなぁ~と思っています。