ショパン国際ピアノコンクール in ASIA全国大会で金賞・銀賞!

ショパンコンクールアジア




2019年も、ショパン国際ピアノコンクール in ASIA全国大会で幕を開けました。
すっかり記事の更新が遅くなりましたが、頑張った生徒さんたちとの良い思い出と経験になりましたので、記事として残しておきたいと思います。

2018年の11月に行われた鹿児島予選で、幼児部門で年長さんのYちゃんが金賞で通過、小3・4年部門で、小3のDくんも金賞で通過させて頂きました。

ふたりとも、全国大会に演奏する曲を既に練習していたので通過できてホッと一息。
それから、小3のDくんは11月末から12月初めの課題曲練習を本格化させる時期に、学校のドッジボールで手を怪我するというアクシデント!しかも右手で2週間ほど練習できない日もあり、ハラハラしました。

冬休みに入ってから練習時間が増えたことで、二人ともラストスパート!
12月22日に教室で行った希望者のみのクリスマスコンサートで、二人とも思ったように演奏できなかったのも逆に良かったのかもしれません。失敗もいい経験になりますね。

全国大会では、幼児部門のYちゃんは、昨年に引き続き金賞でアジア大会進出が決まりました。小3のDくんは、昨年は全国大会で涙をのんでいたのですが、今年は銀賞で念願のアジア大会への切符を手に入れました!
昨年、本当に悔しかったようで、この1年本当に頑張ってきたので、努力が報われて私も本当に嬉しかったです。

全国大会からアジア大会までは約1週間。
Dくんは、指宿に帰ってくる前に体調を崩してしまい、空港の医務室?でお世話になるくらい悪化。緊張からホッとして疲れがドッと出たのかもしれません。とにかく無事に指宿に帰ってきて~~~!と祈る気持ちで、帰ってきてから2日程休養をとり、ようやく練習再開。アジア大会へのレッスンは、3日前から何とか再開できました。
ところが・・・何か足りない演奏をします。気迫がないような演奏・・・お母様とお話ししたら、体調を崩したあと、胃腸に負担のかかるお肉などを控えていたようです。
今日から、お肉食べてください!!!
面白いものですね、何か闘争本能のない演奏になっていたのは、お肉のせいかもしれません。
お肉を食べた翌日から、前向きなカッコいい演奏に戻りました(笑)

出発の前日の演奏は、全国大会とは比べものにならないくらい仕上がって、ホレボレするような素敵な演奏になりました。
ここまで頑張ったのだから、結果は二の次で、気持ちよく演奏してきてね!と送り出しました。
ところが、本番、一度も止まったことのないような所で止まってしまい、弾き直したと連絡がきました。気持ちよく演奏が終われなかったことが、本当に残念です。さぞかし、本人が悔しい思いをしているだろう、と心配になりました。
ここまで、一段一段丁寧に階段を上ってきたDくん、ここに舞台の魔物がひそんでいたなんて・・・。

でも、もしかしたら天狗にならず謙虚に勉強を続けていくために、このような結果になったのかもしれません。本人にもそのように連絡をしました。

本当に悔しさの残るアジア大会となったDくんですが、帰ってきて翌日からピアノの練習を再開したそうで、その不屈の精神たるや私も見習う所がたくさんあるな、と感服しました。

年長のYちゃんは、昨年に引き続きのアジア大会!今年は年長で少し体も大きくなっているし、演奏もどんどん上手になっていたので頑張りたい!とのことでした。
ところが何と、全国大会が終わった2日後にインフルエンザ・・・・!
アジア大会の出場は無理せず、とにかく休養してはやく元気になって下さい、と連絡しました。お母様からは「アジア大会の日は、感染の恐れがなく外出して良い日なので演奏はします」とのご連絡。
アジア大会の3日前くらいから練習を再開したようですが、インフルエンザが体力を相当奪ったのか、指も動きにくくなっているとの連絡が来たりして、体が第一ですから練習も無理せずに・・・とのアドバイスをしました。
本番は、何とか弾ききったYちゃん。とても本番が強いので止まったり間違えたりせずに演奏はできたようです。

二人とも、悔いの残るアジア大会となりましたが、頑張った経験は裏切りません。
この経験が、二人の人生に活きることを祈って・・・!今回もアジア大会までよく頑張りました!!

ちなみに、ショパンコンクールinアジアの課題曲は、ショパンの曲がほとんどですが、この楽譜からも選ばれています。


 




幼児部門は、こちらの曲集↓